こんにちは。ユウです。
今回はパチンコの”遊タイム(ゆうたいむ)”について記事にしました。
遊タイム搭載機種は2020年4月から設置されてます。
知らずに捨ててしまうと絶対損です。
仕組みを覚えておきましょう!
遊タイムって漢字変換できないから不便・・・。
ひらがなで“ゆうたいむ”とかにしてくれればよかったのに・・・。

◆遊タイムという機能について
◆ハイエナする際の注意点
◆ホール側がすべき対策
それではどうぞご覧ください。
パチンコの新機能”遊タイム”(ゆうたいむ)とは?
要は“天井機能”なんですが・・・天井という表現は
射幸心を煽るということでNGらしい・・・。
導入の経緯はのめり込み防止の為との事。
んーまぁ特に触れないでおきますw
で、この遊タイムなんですけど簡単に説明すると
①通常時に特定回数消化すると時短が発動する。
②時短は決められた回数で終了するので大当たり確定な訳ではない。
って感じ。
ちゃんとした説明を見たいって方はコチラ
技術上の規格解釈基準」の改正を受け、日工組では2019年12月26日に「日工組内規」を制定している。内規の改正ポイントは、「時短の作動回数の上限値(100回)の撤廃」「従来の時短に加え、2種類の新たな作動契機による時短の追加」「確率変動リミッター上限値の数が条件付きで2個設定可能」の3点で、緩和により「3つの時短発動」が可能となった。
『2種類の新たな作動契機による時短の追加』については、これまで大当たり終了後(確率変動終了後)を契機として作動した時短以外に、低確率中の規定回数の図柄変動後(b時短)と、低確率中の特定図柄の表示後(ⅽ時短)の2種類を新たに追加。日工組は、通常時に規定回数まで大当たりしなかった場合に突入する上記のb時短を「遊タイム」と名付けたことを正式に発表した。
「遊タイム」は、低確率中に規定された回数(規定回数は遊技機で1個)の図柄の変動があると時短が作動。規定された回数は「技術上の規格解釈基準」として、大当り確率の分母2.5倍以上~3.0倍以下、時短回数は日工組内規で「大当り確率の分母3.8倍以下」と上限値を定めた。「遊タイム」作動契機及び作動回数の確率別の具体例は下記の通り。大当たり確率1/319のタイプの例では、通常時に規定回数の798~957回転を消化した後に「遊タイム」が発動し、最大で1,212回転継続すると示されている。
●作動契機の確率別の具体例
大当り確率(低確率) 遊タイム(b時短)が作動するまでの回数 1/99 248回~297回 1/199 498回~597回 1/319 798回~957回 設定⑥ 1/99 設定① 1/119 297回(1通りのみ) 設定⑥ 1/266 設定① 1/319 798回(1通りのみ) 設定⑥ 1/250 設定① 1/319 作動不可 ●作動回数の具体例
大当り確率(低確率) 遊タイム(b時短)の作動回数 1/99 最大376回 1/199 最大756回 1/319 最大1212回
む、難しいw
では、実際の機種を例に見てみましょう。
Pフィーバー真花月2スペック
4月20日導入
タイプ
ST機
大当たり確率
通常時 1/199.8
高確時 1/79.8
ST突入率
100%
継続率
71.6%
大当たり振り分け
ラウンド数 | 出玉 | 振分 |
10R | 約1,200個 | 25% |
6R | 約720個 | 50% |
3R | 約360個 | 25% |
遊タイム
通常時500回転消化で759回の時短に突入
※突入100回転前からカウントダウン開始
通常時500回転消化なのでデータランプ上は600回転になるホールが多そうですね。
突入100回転前からカウントダウンしてくれるのはいいですね。
P仮面ライダー轟音 スペック
2020年6月導入
タイプ
V-ST機
大当たり確率
通常時 1/319.9
高確時 1/74.7
ST突入率
約67.3%
ST継続率
約83%
ST回数
120回
時短回数
120回
大当たり振り分け
ヘソ大当たり時 | |||
ラウンド | 電サポ回数 | 払出 | 振り分け |
10R確変 | ST120回+ 時短120回 | 1500個 | 1% |
3R確変 | 450個 | 10% | |
3R確変 | ST120回 | 450個 | 39% |
3R通常 | 時短120回 | 450個 | 50% |
電チュー大当り時 | |||
ラウンド | 電サポ回数 | 払出 | 振り分け |
10R確変 | ST120回+ 時短120回 | 1500個 | 35% |
2R確変 | 300個 | 5%% | |
10R確変 | ST120回 | 1500個 | 45% |
2R確変 | ST120回 | 300個 | 15% |
遊タイム
低確時950回転消化で1200回の時短に突入
※低確率には時短中も含む。
時短中も含むところがポイントですね。
遊タイムはハイエナできるのか?
超できます!!
理由を説明していきます。
遊タイム突入が容易
真花月なんて500回転で天井ですよw
1/199の500回転っていったら全然はまりますよね。
はまる確率8%です。12回に1回です。
で、759回の時短突入です。
759回はまる確率は2.18%です。
これに関しては引けちゃいそうですよね。
駆け抜ける頻度は45.8回に1回程度なので
大体引けますね。
パチスロよりもパチンコの方が市場規模が大きい
これもしかしたら意外に思われる方いるかもですが
市場規模はパチスロよりパチンコの方が大きいです。
2018年のパチンコ・パチスロ参加人口
ユーザーの年齢層が高い
地域にもよりますが一般的にパチンコの方がユーザーの年齢層は高くなります。
ぼくが勤務していたホールだと平均年齢は
4パチ 44歳
1パチ 56歳
20スロ 35歳
5スロ 38歳
くらいでした。
スロットよりもパチンコの方が年齢層が高くて高レートよりも低レートの方が年齢層が高くなるのが一般的かと思われます。
若者より高齢者の方が知識が少ないことが多いので天井の存在を知らずに辞めていく人が多いことが予想されます。
しかも今までパチンコに天井機能なんてなかったので(天上のランプマスターは一応ありましたが)浸透するまではバンバン空くと思います。
“6号機エナバブル”から“パチンコ天井バブル”時代の到来です。
遊タイムのハイエナは期待値あるのか?
遊タイムのハイエナは回転数にもよりますが期待値あります。
遊タイム突入で大半は駆け抜けることなく大当たりしてくれますからね。
詳細な期待値については機種名+期待値とかで検索すれば誰かが計算してくれている期待値表が出てくると思います。
ただし注意点があります。
その①パチンコは消化時間が長い。
パチンコはパチスロに比べて1回転あたりの消化時間が長いです。
パチスロは1時間で800回転くらい回せるのに対してパチンコは1時間で200回転程度です。
遊タイム発動まで残り200回転の台を拾ったとしても時短突入までに1時間かかってしまいます。しかもそこで大当たりが確定するわけではありません。
時短の消化速度にもよりますが大当たりするor遊タイムが駆け抜けてしまうまでに2時間ほどかかってしまう場合もあります。
大当たり中に閉店を迎えてしまうのは非常にもったいないので打ちはじめの時間には十分気をつけましょう。
ネットで調べて期待値あるからやってみたはいいけど遊タイム突入と同時に閉店・・・なんて悲しすぎますからね。
その②同一機種でも台によって期待値が変わる。
パチンコは釘や傾斜で通常時の回転数が大きく変わります。
同じ機種でも千円で15回転の台があれば千円で20回転する台もあります。
この回転数によって期待値は大きく変わります。
(消化時間も変わります。)
また時短中の玉減り具合も期待値に大きく関わってきます。
通常時の回転数も時短中の玉減り具合も1回ハイエナしたくらいでは正直わかりません。
ジャグラーのぶどう確率なんて1000ゲームくらいじゃ全然あてにならないですよね。
それと一緒です。
ネットで調べた期待値表をただ見て打っているだけだとほとんど期待値が稼げていない場合があるので注意が必要です。
対処法としては期待値のボーダーを上げることです。
例えば期待値1500円くらいのところから打つと実質ほぼ期待値ない場合があります。
そもそもパチンコのハイエナは時間効率が悪いのでパチスロの期待値の感覚でいくと時給は低くなってしまいます。
最低でも期待値3000円、時給1500円くらいを目安に打つようにしましょう。
遊タイムの懸念事項
期待値至上主義のユーザーからすると遊タイムは非常に魅力的な機能ですがいくつか問題があります。
知識介入により一般ユーザーが離れていく。
スロットは難しくてよくわからないからパチンコって方けっこういると思います。
遊タイム機能が搭載されることにより台ごとに天井が違うのでよくわからないし損したくないから打たないという一般ユーザー離れが懸念されます。
通常時のスペックダウン
実質天井機能である遊タイムが搭載されることにより通常時のスペックはダウンする。
更にハイエナによって期待値のある台が刈り取られる結果一般ユーザーの負担が増えて客離れにつながる可能性がある。
張り付きエナが増える。
超絶うざい張り付きエナですが遊タイムが搭載された機種が導入されたらいっぱい出てくると思います。パチンコってガラスで後ろ見えるので張り付かれてたり徘徊しまくっているの分かりやすいんですよね。一般ユーザーが楽しく打ち辛くなって一般ユーザーが離れていく可能性があります。
このように遊タイムは懸念事項が多数存在します。ホールの対応によって変わってくるのでホール側はしっかりと対策する必要があります。
遊タイム機種導入でホールがすべき事
遊タイム回数について明記する。
最近は遊技説明書を置かないホールも増えてきました。
スマホで調べられるからという理由でしょうが遊技説明書や機種札に必ず遊タイム回数を明記すべきです。
スロットユーザーは調べるくせがついていますがパチンコユーザーは調べずに打つ人が多いです。特に海物語など高齢者がメインに遊技するものはわかりやすい位置に遊タイム突入回数を明記してください。
ポスターや口頭で説明する。
ポスターなんて出すだけなので遊タイムの説明ポスター、動画などを店内に掲示してください。
ぶっちゃけポスターなんてほとんどの人が風景としてしか見てませんので常連さんとお話する際に説明するなど口頭での説明の方が伝わると思います。
張り付き、徘徊に厳しくする。
設定がいい台を粘って出すスロプロや回る台を粘って出すパチプロはしっかりと出玉や大当たり回数で魅せてくれるのでホールにとってもメリットはあります。
でもハイエナって正直ホールにメリットないですよね。
その中でも特に不必要なのは張り付きエナです。
打っている人も嫌でしょうし、普通に遊技台を探しているお客様もホール巡回しているスタッフも迷惑・・・。
口頭で声掛けしてそれでもやるようであればプロとみなして普通に出禁でいいかと思います。
掛け持ちに厳しくする。
期待値が高いので、掛け持ちも普通に出てくると思います。
特に2020年4月からはホール内が禁煙になりタバコ休憩に行く人が増えたことで空き台管理が難しくなっています。
スタッフへの空き台管理オペレーションの落とし込みが一番かと思いますのでしっかりと落とし込んでいきましょう。
まとめ
メーカーも半年間くらいは様子見でいろいろなスペックが出てくるかと思います。
しっかりとした知識を持てばかなりおいしい時期だと思われます。
この記事がお役にたてれば幸いです。
簡単にまとめます。
遊タイムについて
- 遊タイムは通常特定回数消化で発動する。
- 遊タイムは時短なので大当たり確定ではない。
- とはいえ時短回数はかなり多いので大体当たる。
ハイエナについて
- パチンコはスロットよりも市場規模が大きいので拾いやすい。
- パチンコはスロットよりも年齢層が高いので拾いやすい。
- パチンコに天井機能は今までなかったので浸透するまで拾いやすい。
ホール側の対策について
- 機種札などで遊タイム回数を明記する。
- 口頭でもしっかり伝える。
- 張り付きなどの迷惑行為は厳しくする。
- 空き台管理オペレーションをしっかり落とし込む。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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