

NFTとは何?
NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、日本語訳すると「非代替性トークン」のことです。
「非代替性トークン」とか言われても意味わからないと思いますので、もう少しかみ砕きます。
代替性、非代替性とは?
代替性とは交換が可能なものです。
例を挙げるとお金は代替性のあるものです。ぼくが持っている一万円札とあなたの持っている一万円札を交換しても紙幣の価値は変わりません。
一方、非代替性とは交換ができないものです。
例えば、同じiphoneを持っていてもぼくの持っているiphoneとあなたの持っているiphoneは別のものです。交換しろと言われても困ってしまいます。
もう一つ例を挙げると、同じ野球ボールでもただのボールと有名選手のサインが入ったボールでは価値が全然変わってきます。このように同じものだけど価値が違って交換ができないものが非代替性です。
NFTによってデジタルデータの所有者が明確になる。
今までデジタル上のデータは一度ネットにアップロードされると元画像がどれなのか?誰が所有しているものなのか?というのがわからなくなっていました。誰でも簡単に複製が可能だった為に、データに価値が生まれませんでした。
しかし、NFT化することによって所有者がわかるようになりました。またこのデジタルデータが本物であるという証明ができるようになったのです。
今まではレプリカなのか?本物なのか?わからなかった為にデジタルデータには価値がつきませんでした。しかし今後はNFT化することで、デジタルデータにもモナリザのような”本物”には価値がつくようになるのです。
CryptoPunksの価値
NFT化することで、デジタルデータの所有者がわかるようになりました。
ここで再度、冒頭にあったCryptoPunks(クリプトパンク)の価値について考えてみましょう。
今後NFTは更に発展し我々の身近なものになっていきます。
そして最古のNFTアートであるCryptoPunksを所有していることは社会的ステータスになることが予想されます。
といったステータスにつながっていきます。
NFTの可能性
ここまでの話だとNFTは画像に所有者と本物という価値を持たせることができる。
NFT=デジタルアートという思ってしまう方もいるかもしれません。
確かに現段階ではアートが一番目立っていますが、NFTでできることはアートだけではありません。
NFTで近い将来できるようになるであろうことをいくつか紹介します。
NFT×音楽
今までは中古ショップでCDやDVDを買っても販売代金はアーティストに入りませんでした。しかしNFTは2次流通で手数料が作者に入る仕組みをデータ自体に組み込むことが可能です。
これによって転売や中古流通でもアーティストが手数料収入を得ることが可能になります。
また人気アーティストのライブチケットの転売が問題になっていますが、チケットをNFT化することで所有者が明確になり、違法な転売行為を封じることができます。
その他にも数量限定でNFT化することで価値を高めたり、NFTのトレーディングカードをおまけでつけたりとNFTによって様々な可能性が生まれてきます。
NFT×ゲーム
以前記事にしましたが、僕はアクシーインフィニティというNFTゲームをプレイしていました。
ゲーム内で報酬として貰える通貨はバイナンスなどの仮想通貨取引所で売買することができます。
また、このゲームに登場するアクシーと呼ばれるモンスターはNFT化されておりゲーム外のマーケットで売買することが可能です。よりレアなモンスターは高額で取引されておりますので転売で稼ぐなんてこともできるわけです。
またブロックチェーン技術を使っている為、チートなどの不正行為はすぐにバレて排除できるという特徴もあります。現在は新しいゲームがどんどん発表されており、今後更に発展するジャンルとなりそうです。
NFTまとめ
最後にもう一度NFTについて簡単にまとめます。
「Non-Fungible Token」の略で、
日本語訳すると「非代替性トークン」のこと。
交換ができないもの。
誰の持ち物なのか?というのが不明確だったが、NFT化することで所有者が明確になる。
その為、デジタルデータに価値を持たせることが可能になった。
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