パチンコ・パチスロは正しいやり方でやれば勝つことが可能です。
ぼくは元パチプロ、現在はパチンコ店で管理職をしています。
パチンコ業界の裏も表も知り尽くしているのでパチンコ・パチスロで勝って副収入を得たいと考えている方たちの力になれると思います。
パチンコで副収入を得る方法は大きく分けて2つあります。
①回る台を打つ。
②遊タイム台などのハイエナをする。
よく、怪しい広告で特定の手順を踏むと何回転で大当たりする攻略打法とかありますが
100%嘘です。
中には本物の攻略法が混じっているとかもありません。
100%嘘です。
絶対に騙されないようにしましょう!
回る台を打つ、遊タイムなどのハイエナをする以外の勝ち方があるとしたら「落ちている玉を拾う」くらいです。ただ、出禁になりますのでやらないようにしてください(笑)
さて、今回はパチンコの勝ち方で最も王道である
回る台を打って勝つ方法をお伝えしたいと思います。
パチンコで副収入を得る方法 回る台を打つ
パチンコで勝つ王道の立ち回り、且つ最強の立ち回りは
回る台を打つ!!
です。
しかし回る台って言われても具体的にどのくらい回る台がいいのか、そもそも自分が打っている台が回る台なのか、回らない台なのかすらわからないって方もいると思います。
自分が打っている台が回るかどうかはボーダー理論を理解する必要があります。なのでまずはボーダー理論の説明をします。
ボーダー理論とは?
パチンコを打つ人ならボーダーという単語を聞いたことある人も多いと思います。
ボーダーは“完全確率”と“期待出玉”から算出できます。何やら難しそうな言葉ですが内容的にはシンプルなのでご安心ください!
完全確率
パチンコは“完全確率”で抽選されています。
1/100であれば100回転を超えることもありますが平均すると100回に1回当たり
1/319であれば1000回転を超える大ハマリをしてしまうこともありますが1回転で当たることもあり平均すると319回に1回当たります。
完全確率とは?
完全確率とは毎回の抽選が独立している抽選方式です。
例えば99個のはずれと1個の当たりが入ったくじ引きがあったとします。100個のくじの中に1個の当たりが入っているので当たりを引ける確率は1/100です。ではくじを引いてみましょう。
・・・残念ながらはずれです。しかしまだチャンスはあります。もう1回引いてみましょう。でもちょっと待ってください。今引いたはずれクジを戻さないと当たりを引く確率が1/99になってしまいます。引いたクジは毎回箱の中に戻す。これが完全確率です。毎回同じ確率で抽選をするというのがポイントになります。
完全確率は通常時であれば毎回抽選確率が一緒なので1000回を超えたから当たりやすくなるといったものはありません。どれだけハマっていようと大当たり確率が1/319の台は1/319で大当たりの抽選をしています。
期待出玉
大当たりしたら、機種によって様々なシステムがあります。80%で継続するタイプとかほぼ1回転で当たり続けるタイプとかゲーム性は様々です。ですが、結局のところ大当たりしたら出玉を獲得することができるという点では一緒です。
単発で終わることもあれば、終わる気がしない大連チャンをすることもありますが何千、何万と試行回数を増やすと平均値に落ち着いてきます。
この機種ごとの平均値を“期待出玉”といいます。
例えば、パチンコの代表と言っても過言ではない大海物語4スペシャルの期待出玉は約4,150個です。
もう一つくらい例を挙げるとガンダムユニコーンの期待出玉は約4,460個です。
大当たり確率は海物語が1/319.6 、ユニコーンが1/319.7とほぼ変わりませんが期待出玉は310個(約1,200円程)変わっています。
このように期待出玉は機種によって変わってきます。
パチンコをよく打たれる方の中には海とユニコーンでこれしか出玉の差がないんだと驚かれた方もいるかも知れません。ゲーム性が全然違うので海の方が獲得出玉数がだいぶ少ないイメージがありますが実際はこの程度の差しかないのです。
ボーダーの算出
では、改めてボーダーの説明をします。
ボーダーとはプラスマイナス0のラインのことです。
負けもしないし、勝ちもしないトントンのラインのことです。
そしてそのボーダーは大当たり確率と期待出玉によって計算することができます。
先ほどの大海物語4スペシャルを再び例に出します。
大当たり確率:1/319.6
期待出玉:4,150玉
この台は319.6回転に1回当たり、1回当たると4,150玉の出玉を獲得することができます。
つまり4,150玉で319.6回転すればプラスマイナス0のボーダーということになります。
この台が例えば4,000玉で319.6回転したらどうでしょうか?
319.6回転した時に150玉余りますよね。
大当たり確率分の回転数を回した時に期待出玉が余るような状態をボーダー超えといいます。
逆に5,000玉使わないと319.6回転することができないような場合は大当たりまでに850玉多く使っている計算になり、このような状態をボーダー以下といいます。
ただし、実際のボーダーは千円スタートで表されることがほとんどです。
※4円パチンコ等価として計算します。非等価だと持玉比率等を加味して複雑になる為です。
4,150玉とは4円パチンコでは16,600円です。24,000で319.6回転すればトントンなので
319.6÷16,600×1000=19.25回
千円で19.25回転すればボーダーラインということがわかりました。
基本的にはググればボーダーラインは出てきますので打つ前に【機種名 ボーダー】とググってボーダーラインがいくつか調べるクセをつけましょう。
ただし、後述しますがネットで調べたボーダーラインだけでは不十分なこともあります。調べたボーダーラインを鵜呑みにしないようにしましょう。
確率の収束
ボーダー理論は確率の収束という考えを持たなくてはいけません。
ボーダー理論に基づいた立ち回りでは1日単位の負けなんて余裕であります。
毎日ボーダー超えの台を打っても30万円負けてしまうこともあります。
パチンコを普段遊技する方ならわかると思いますが大当たり確率が1/319のはずなのに1,000回転しても全く当たらないことありますよね?で、隣に座ったおばちゃんは即当たり・・・。
遠隔!?みたいな(笑)
でもパチンコは先ほどの説明の通り完全確率方式なので常に大当たり確率は一定なのです。ハマることもあれば即当たることもある。とてつもない試行回数を経て収束していくのです。
確率分母の400倍の試行回数で95%の確率で±10%以内の誤差に落ち着くと言われています。
1/319で考えると127,600回転した時に大体大当たり確率は1/287~1/350くらいに収まってるよってことです。
パチンコにおける回る台とは?
では、改めてパチンコで勝つ王道の立ち回り方法をお教えします。
回る台を打つ!!
です。
今、ボーダー理論について学習しました。
その上で回る台の定義について考えたいと思います。
回る台とは?
では一つ問題を出します。
A.千円で30回転する台と千円で15回転する台があります。一体どちらの台が回るでしょう。

そんなの千円で30回転する台に決まってるじゃん。15より30の方が大きいのなんて小学生でもわかるわ!

正解をお伝えします。
正解は・・・
わからない
です。
もちろん単純に千円スタートで多く回るのは30回転の方でしょう。
ですが、勝つ為の回る台というのはボーダー理論に基づいて
(ボーダーよりもたくさん)回る台である必要があります。
先ほどの例でいくと
千円30回転の台のボーダーが32回転 (ボーダーマイナス2回転)
千円15回転の台のボーダーが14回転 (ボーダープラス1回転)
であれば千円15回転の台の方が回る機種ということになります。
この考え方は非常に重要なので勝ちたい方は必ず覚えてください。
具体的にどのくらい回ればいいの?
では、具体的な回転数の指南をしていきます。
本当は機種ごとに計算できるのが良いのですが実際のところよほどのガチ勢か数字が好きな人以外は頭が痛くなってしまうと思います。
回る台とは一般的にボーダー+3回転以上の台とお考えください。
※ここで言うボーダー+3回転というのは一般的な機種です。一発台や特殊スペックは該当しませんのでご注意ください。
またまた海物語を例に出しますが大海物語4スペシャルは遊タイム搭載機となっており、今回遊タイムの説明もすると意味不明になっちゃうと思うのでPスーパー海物語IN沖縄5を例に説明します。
換金率 | ボーダーライン |
等価交換 | 18.6回 |
3.57円交換 | 19.4回 |
3.3円交換 | 19.9回 |
3.0円交換 | 20.6回 |
※大当り出玉5%減、持ち玉比率65%で算出
持ち玉比率65%とか意味不明!とか思うかもしれませんがまぁ一旦置いておきましょう。非等価ホールの場合、現金で打つより持ち玉で打った方がお得だよってことです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:作らないと絶対損です!パチンコ屋さんの会員カードを作るメリット
等価交換であれば21.6回転、東京の交換率3.57円交換であれば22.4回転すれば打っていいラインと言えます。
ボーダー+3回の台を終日(2,000回転の場合)の期待値
換金率 | 期待値 |
等価交換 | 15,000円 |
3.57円交換 | 13,000円 |
3.3円交換 | 11,800円 |
3.0円交換 | 10,100円 |
ボーダー+3回くらいあれば概ね10,000円以上の期待値を稼ぐことができますので一つの目安にしてください。
ボーダーラインを低くする方法
先ほど、ボーダー理論のところで触れましたが結局どんなパチンコも
“期待出玉”と“大当たり確率”でボーダーが決まります。
この内、大当たり確率を変えることはできませんが期待出玉は変えることができます。
期待出玉とは初当たりから時短や確変で連チャンをさせてまとまった出玉を得る連チャンが終わるまでの一連のプロセスの平均のことです。
大当たり中にアタッカーが開いていない時に玉を打ち出していたら期待出玉を減らすことになってしまいます。逆にアタッカーに10個入れたら次のラウンドにいく機種で11個入れたら期待出玉は増えます。確変中も電チューが開いている時だけ玉を入れることができれば期待出玉は増えていきます。非等価であれば貯玉と持玉で粘ることでボーダーを下げることが可能です。
再び先ほどのPスーパー海物語IN沖縄5を例に出します。
換金率 | ボーダーライン |
等価交換 | 17.2回 |
3.57円交換 | 17.2回 |
3.3円交換 | 17.2回 |
3.0円交換 | 17.2回 |
※大当り出玉5%増、持ち玉比率100%で算出
まず気付くのはボーダーラインが全部一緒です。
これは持ち玉比率が100%、要は現金を一切使っていない為です。
3.57円交換であれば3.57円の貯玉を使って3.57円交換のパチンコを打っている為、実質等価交換となります。
次にボーダー+3回の期待値を見てみましょう。
換金率 | 期待値 |
等価交換 | 17,300円 |
3.57円交換 | 15,400円 |
3.3円交換 | 14,400円 |
3.0円交換 | 13,100円 |
となります。
先ほどより期待値が底上げされています。しかも回転数は20.2回なので先ほどより下がっています。
大当たり出玉5%減の時の等価のボーダーが18.6回だったので21.6回で計算してみると
換金率 | 期待値 |
等価交換 | 23,700円 |
3.57円交換 | 21,200円 |
3.3円交換 | 19,800円 |
3.0円交換 | 18,000円 |
十分な日当を叩き出すことができました。
しかし、これは技術介入をわかりやすくする為にあえて大きめの差を設けてます。
実際は沖海で大当たり出玉+5%というのはかなりシビアな数値です^^;
ここで覚えていただきたいのは
技術介入で期待出玉を増やすことが可能、また持玉比率を上げることで換金ギャップをなくし期待値の上乗せが可能となる。
ということです。
また先ほど、ボーダーの算出の項目でネットで調べたボーダーラインを鵜呑みにしないように注意喚起しましたがネットで調べたボーダーの計算数値よりもホール側の調整の方がひどい場合もあります。(大当たり出玉3%減で計算されているが実際は10%減だった場合など)
現在パチンコ店に設置されているデータランプは大当たりの出玉数が見れるものも多いので実際にどのくらい削られているかも計算することができます。ネットでざっくりとした情報を調べて打ちながらボーダーを微調整していきましょう。
今回のまとめ
・完全確率では1000回転ハマっていても2000回転ハマっていても大当たり確率は一定である。
・回る台とはその機種のボーダーと比較して回るかどうかが重要。単純に”千円で20回だから回る”とはならない。
・ボーダーは期待出玉と大当たり確率によって異なるので打つ前にググってボーダーラインがいくつか把握するクセをつけるべし。
・ボーダーラインギリギリの台を打っても勝つことはできない。機種や持玉比率等によって異なるがボーダー+3回で期待値は基本的に10,000円を超える為、ボーダー+3回の台を目安に立ち回る。
・大当たり確率は変えることはできないが期待出玉は打ち方によって増やすことが可能。技術介入をすることでボーダーを下げることができる。
コメント