パチンコ店でバイトなんてやめとけっていう人もいるしどうしよう・・・
現役パチンコ店員のぼくがそんな疑問に答えます。
なんといっても
時給が魅力のパチンコ屋♪♪
はたして業務の内容はどのようなものなのでしょうか!?
この記事を読むことで
・パチンコ屋さんの仕事内容
・パチンコ屋さんの福利厚生
・パチンコ屋さんで働く懸念事項
・パチンコ屋さんのバイトの始め方
上記を理解することができます。
それではどうぞご覧ください。
パチンコ屋の仕事内容~アルバイト編~
パチンコを打ったことない人や機械が苦手な人にとってパチンコ屋さんは未知の領域・・・難しそうな印象を持たれることが多いのですが業務内容はそんなに難しいものはありません。
パチンコ店勤務未経験者やパチンコを全くやったことがない方でも問題なく働くことができますのでご安心ください。
では実際の業務内容をみていきましょう。
接客
お客様が入店したら「いらっしゃいませ。」
退店する時は「ありがとうございました。」
などの基本的な接客応対です。
基準はホールによってかなり温度差があります。
大手チェーン店ほど力を入れている傾向が強いです。
昔ながらのパチンコ屋さんは全く接客する気がないホールも多いです。
そういったパチンコ屋さんの方が接客も適当で楽なイメージがありますが、
大手は接客のマニュアルや福利厚生などの面もしっかりしているのでどうせ働くなら大手で学んだ方がいいかなと思います。
清掃
遊技台についた汚れを拭いたり灰皿周りを拭くのがメインです。
清掃だけをやる専門のスタッフがいる場合もあるのですがそういったスタッフがいない店舗はトイレの清掃などをやる場合もあります。
玉箱交換がない店舗だとやる事がほぼ“接客”と“清掃”しかないです。
玉メダル流し・箱交換
パーソナルシステムでないホールはこの業務がメインになります。
お客様が遊技で獲得された玉やメダルを運んで専用の機械で計数します。
各台計数機システムともいいます。遊技台ごとに玉を計数する機械がついているシステムのこと。玉をわざわざ計数機まで運ぶ必要がなくお客様自身で玉の計数ができる。
玉箱は1箱1,500個~1,800個くらいの玉が入ります。
重さは大体10Kgです。
4箱運んだとすると40Kgなので運ぶだけでもかなり疲れちゃいます。
2箱ずつ運んでもいいし、台車もあるので無理はしなくても大丈夫なのですが忙しいと時間節約でついつい無理して運んじゃうって人が多いです。
箱交換とは大当たりでドル箱がいっぱいになったら交換したり、箱が空になったら下に積んである箱と交換する作業のことです。
これも日曜日のピークタイムだと3~4件一気に呼ばれることもあり、部活のように走りまわることになります(笑)
ドル箱交換があるお店はかなり大変なので、未経験の方はパーソナルシステムを導入しているお店の方がオススメです。
トラブル対応
ホールを巡回しているとこういった遊技台トラブルに遭遇することがあります。
つまっている箇所を軽く叩いたり、清掃をするだけで基本的には直ります。
直らない場合は社員か先輩アルバイトを呼べば代わってくれます。
最初はよくわからないと思いますが慣れてくれば直せるようになるので安心してください。
クレーム対応
パチンコ屋さんは他のサービス業に比べてクレームがダントツで多いです。
クレーム内容はお金をいくら使っても大当たりしない、回らないといったものが8割。
残りの2割はスタッフの対応が悪いなどですね。
お客様が相当お怒りの場合や納得していただけない場合は、社員対応になりますがちょっとした愚痴などはアルバイトさんが聞くことが多いので慣れるまで嫌かもしれません。

ぼくが入社したての頃は、胸ぐらを掴んできたり、怒鳴られることもありました。今のご時世、そんなことやったらすぐ出禁になるのでそんな方はほぼいなくなりました。
パチンコ屋の1日の流れ
では次にパチンコ屋さんの一日の流れを見てみましょう。
都道府県によって開店時間や閉店時間などに多少の差はありますが大体こんな感じです。
9:00~10:00
開店前の準備をします。
入場の順番を決める準備やのぼり設置などの外作業、台の清掃などをおこないます。
10:00~22:45
営業中は主にカウンター、スロット担当、パチンコ担当などの担当が割り振られますのでその通りの配置でお仕事をします。
スタッフの休憩時間は大体は合計1時間ですが、パチンコ店は15分休憩を2回、30分休憩を1回など数回にわけて休憩を取る場合が多いです。
昔はドル箱交換のお店しかなかったので体力的に2時間に1度くらい休憩しないときつかったのと、タバコを吸う人が多かったのでおそらくその名残かと思います。
16時~17時くらいで早番と遅番は引継ぎをします。
22:45~24:00
閉店作業をします。
カウンターのお菓子補充やのぼりなどの片づけ、台に残ったメダルや玉、ゴミなどの回収などをやります。(開店作業や閉店作業はパチンコ店によって違います。)
24:00~
新台入替の準備で残業をお願いされる場合があります。
遊技台を外したりすることは基本業者さんがやってくれる場合が多いので遊技台を所定の場所まで台車で運んだり、ポスターの交換をしたりします。
男性は台の搬入や搬出などの力仕事に回されることが多いです(笑)
22時以降は時給が25%上がりますので残業は大人気です。
例えば時給が1,500円だったら1,875円になりますからね!
パチンコ屋の時給・年齢層など
パチンコ屋の時給
多分、アルバイトを探している人が一番気にするのが時給だと思います。
パチンコ屋さんの時給は居酒屋やコンビニなどと比べると高いです。
地域によりますが都内だと大体1,200円~1,500円スタートの場合が多いですね。
地方だと1,000円~1,200円くらいと少し下がってしまいます。
昇給もしやすいのでぼくが務めていた店舗だと時給1,700円以上もらっているアルバイトさんもいました。
月間だと多い人で30万円くらい稼いでいる人がいましたけど大体、月20日間の出勤で22万円くらいです。
パチンコ屋さんの福利厚生
代表的な福利厚生をいくつか紹介します。
特に有給休暇はアルバイトは取得できないと勘違いしている方が多いですがそんなことはありません。労働者の権利なのでどこの職場でも必ず取得しましょうね!
①有給休暇
アルバイトさんでも有給休暇は取れます。
これはどこの業種も当たり前なんですが・・・
意外と知られてない、というか伝えないところが多いんでしょうか。
有給発生の条件は2点あります。
- 半年以上の継続勤務
- 所定労働費の8割以上出勤している。
半年間普通に働いていれば、「勤務日数に応じた有給が付与」されちゃいます。
その後は週の労働時間が30時間以上であれば1年おきに1日ずつ付与日数が増えていきます。
最大で「1年間に20日間」の有給休暇が付与されます。
ただし付与されてから2年間で有給は消滅しちゃいます。
普通にもったいないのでこまめに使いましょうね。
有給休暇の日額は勤務時間や時給によって変わってきますが大体6,000円~くらい。
取らなきゃ損ですし、これは労働者の権利なので使ってくださいね~。
うちは有給とれないよ!
なんてブラックなバイト先があれば労働基準監督署に相談すればOKです。
②社会保険
社会保険も条件を満たしていれば強制的に加入です。
社会保険加入の条件
- 勤務時間及び日数が正社員の4分の3以上であること。
- 週の所定労働時間が20時間以上であること。
- 月の賃金が8.8万円以上(年収106万以上)であること。
- 従業員501名以上の勤務先で働いていること
- 学生でないこと
保険内容は健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険です。
社会保険料を払うと手取りが減るので入りたくないというフリーターの方もいますが加入条件に当てはまれば強制的に加入になりますので諦めましょう。
扶養に入っている方は状況によって入った方がいいケースと入らない方がいいケースがあります。
社会保険に入らない場合は月8.8万以下で週20時間以下の勤務になってしまいます。
③賄い
まかないが食べられるお店もあります。
ただし、飲食店ではないのでお弁当だったり併設の食堂で作ってもらったりっていう感じですね。
あまり期待はできませんが賄いがあれば一人暮らしの学生などは助かります。
④交通費支給
基本的に支給してくれます。
車やバイク通勤がオッケーなところはガソリン代を支給してくれるところもあります。これは会社によって変わりますので要確認です。
社員だと他にも資格支援制度や保養所利用など福利厚生の幅も広がりますがアルバイトだとそこまで充実している所はないと思います。
働いている年齢層
20代~30代がメインですね。
最近は昔と比べて力仕事が減ったので40代~50代で働いている方もいます。
男性客が多いのであえて若い女性ばかり雇うホールも多いですが40代以降のスタッフは気遣いや気配りが最初から身についている場合が多いのでけっこう助かります。
早番は主婦層が多くて遅番は学生やフリーターが多いのが一般的かと思います。
主婦層は土日が出れないことが多いので土日の早番は人が足りていなく重宝される場合が多いです。
週5日で勤務したいフリーターの方は遅番メイン
Wワークで週2日勤務希望は土日早番
とかに割り振られることが多いです。
パチ屋店員の離職率
離職率はけっこう高めです。
理由はホールに設置してある遊技台の音量がうるさくて頭が痛くなってしまうとか、ドル箱がきつすぎてついていけないなどの直接仕事に関係のある内容や人間関係が多いです。
人間関係はどこの職場でもあるとは思うんですが、早番主婦で長く働いているボスみたいな人がいるところは新しく入ってきた若い子とか辞めやすいですね。
グランドオープンの店舗はみんな同じスタートラインということもあって人気が高いです。
ただグランドオープンで注意してほしいのはオープンして三ヶ月くらいすると人がそんなに必要なくなってくるという点です。
お客様の人数がオープン当初に比べ、落ち着いてくるので人が余ってしまいます。そうなると出勤日数を削られ、思うように勤務ができなくなる可能性があります。
職場環境
①ホールがうるさくて耳が悪くなる。
多少あります。ぼくも少し耳は悪くなりました。ぼくの場合は仮に働いていなくてもパチンコ屋さんに遊びに行っちゃうからどちらにせよなんですけど(笑)
②タバコ臭い
2020年4月からホール内は禁煙になりましたのでタバコ臭さはかなり改善されたかと思います。ただし加熱式タバコは遊技しながら吸えるホールもあるのでタバコの臭いがどうしてもダメという方は事前に調べてみるか、面接時に喫煙スペースで働く可能性があるか確認しましょう。
③ドル箱交換がきつい
ドル箱交換は慣れるまできついです。
パチンコが各台計数機のお店で働いた方が身体には優しい。無理して腰痛めちゃうこともありますから。でもドル箱交換のお店は忙しいから時間経つのめっちゃ早いし、ドル箱の方が楽しいっていう人います。確かにいい運動にはなります。
④人間関係
離職率のとこでも書いたけど
早番主婦が力を持っていると新しい子は働きづらいかもしれません(笑)
古いパチンコ屋さんは主婦が長く働いている傾向が強いから不安があれば事前にチェックしておいた方がいいかもしれません。
パチンコ屋でのバイトの始め方
①まず求人誌やネットで求人情報を探します。
バイトルやタウンワークなどの求人サイトで探すのが一番いいかなと思います。
ただし求人サイトに掲載するのもお金がかかりますので、そこまで採用を急いでいない場合は店舗のホームぺージや店頭で求人してる場合もあります。働きたいパチンコ店が決まっている場合は店舗のホームページなどを確認してみましょう。
②面接
履歴書が必要なところとそうでない場合があります。
応募した際に教えてもらえると思います。
面接では最低限の接客ができそうか?と規定の身だしなみ※ができるかを重点的に見ます。
シフトに制限がなくオールタイムで働ける方は他に大きな問題がない限り採用になると思います。
※店舗によっては身だしなみが厳しく髪色が明るいとダメ。ネイル不可などの場合があります。店舗によってかなり温度差がありますのでネイルをやりたい場合などは面接時に確認しておいた方がいいです。
③採用
無事、採用が決まったら必要書類を準備して入社日を決めます。
必要書類は給料を振り込む為の銀行口座番号や住民票などお店から指定があります。
入社日は大体面接してから1週間くらいになると思います。
ちなみに最近は人手不足もあって“入社祝い金”をつけている店舗も多いです。
期間限定の場合が多いのでそういった制度がある店舗で働くことが決まったら確認しておきましょう。
④入社
入社したらホールに出るためのトレーニングをします。
大手ほどトレーニングもしっかりしてます。
古いパチンコ屋さんだとベテランのアルバイトさんに適当に教えさせてすぐホールに出すみたいなとこもあります。
ちゃんとしたパチンコ屋さんだとトレーニングプログラムもしっかりしており、一人でホールに出るまでに数日かけてトレーニングしてくれます。
時給が魅力のパチンコ店のアルバイトですが
大手チェーンだと接客やマナーにも力を入れているのでどうせ働くなら大手で働くことをオススメします。仕事内容は大変ですがけっこう楽しいですよ♪
ただしパチンコ屋さんで働いたことによってパチンコを打ち始めるようになってしまったりタバコを吸い始めてしまったり悪影響を受ける可能性もあるのでご注意を(笑)
それでは店舗でお待ちしております!
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